左近と右近の間から昇るオウコン（央近/黄金/王魂）ジパング
保久良神社から奈良の二上山が見えることを今になって知りました。こんな地図あったかな、と思いながら見たら結構、衝撃的でした。古代「茅渟の海（ちぬのうみ）」と呼ばれた豊かなwikipedia:大阪湾の幻影が見えたようでした。
以前、神奈川県の三浦半島へ行っていた際、三浦海岸の野比に出た時に、一気に視界が開け、海の向こう側の千葉県に２つのピークがある山が見えるのですが（おそらくは鋸山）、その距離感といい光景といい、保久良神社から見る二上山にそっくりです。灘のひとつ火が有名なように、野比のヒもおそらくは火であったと思います。そこはちょうどヤマトタケルの妻wikipedia:弟橘媛が海神の怒りを鎮めるために身投げをした地とされています。私的には、むしろ内湾を文明の中心とした海人族の終焉を意味しているのではないかと思います。
１昨日、播磨総社に行った時にちょうどwikipedia:右近橘と左近桜が祀られていました。結構、珍しいと思います。今まであまり気にしなかったということもあると思いますが、先日の山科ワークでＭさんに教えて頂きました。
京都府八幡市の「石清水八幡宮」では、八幡神を勧請した僧・行教の紋が橘であったため、橘紋と三つ巴が神紋とされている。また本殿の彫刻には真ん中に橘の実があり、その実の両側から鳩が向かい合っている形のものがある。本殿前には左右共に橘の木が植えられており、授与品としてこの橘の実を使った御神酒も作られている。wikipedia:タチバナ
総合して考えると、２つのピークを持つ山はひな祭りと関係があり、山自体がひな祭りの祭壇になっているのでしょう。その間から昇ってくる太陽をヒナ、そして不死鳥（フェニックス）のような感じで捉えていたのではないかと思います。これが春日信仰の原型ではないかとも思います。
紫宸殿に秦河勝宅の右近橘が植え替えられたように秦氏と海人族、そしてひな祭りは密接な関係がありそうです。しかも秦河勝の墓所は２つのピークを持つ生島です。大避神社巡礼
意外と秦氏と岩清水八幡宮が関わっていることに驚きです。今まで源平藤橘（コトバンク）と秦氏については調査したことはありませんでしたが、かなりの因果関係がありそうです。
つまり、左近の桜というのは左（東日本）に不死身（富士見）の藤原氏を置くという意味であり、右（西日本）には永遠に枯れないこれもまた不滅の橘を祀るということであり、そしてその真ん中に不滅の天皇を置くというのは、ほぼヒナ祭りおよび不死鳥のフェニックス信仰なんですね。おそらくこれは天智朝までの信仰であり、秦氏と賀茂氏、橘氏が没落することによって失われた巨大な信仰であると思います。
右近/左近のコンが近いという意味を表しているのは、不滅のフェニックス（天皇）に近い天使的な存在であることを意味していたと思います。それが狐（コン）を表し、それを秦氏が祀っていたのはさらに深い意味があるでしょう。稲荷信仰の三位一体信仰は、つまり右近/左近/フェニックスの三位一体だったのでしょう。
wikipedia:近衛大将という官位がありますが、右近衛大将（うこのえのだいしょう）の一番手が征夷大将軍のwikipedia:坂上田村麻呂であるというのは深い意味がありますよね。本来、仲良くしなければいけない東日本と西日本なのですが、右近（橘/西日本）によって左近（桜/東日本）を攻めるという苦渋の選択をしなければいけなかった苦悩や過ちを私たちはもっと省みる必要があると思います。
それは福島原発のことともつながっています。
wikipedia:藤原時平がwikipedia:菅原道真と対立して道真を左遷しましたが、”右は右に帰れ”のような鬼は外的な考え方があったのがわかります。本来は両翼あってこそのフェニックスですが、右近と左近が争ってしまっては鳳も飛べないでしょう。。
前回もバアル（雷神）が去る時にホルス（東日本）とセト（西日本）のシーソーがクローズアップされました。中央構造線が激しく巻いています。大阪湾と東京湾のシンクロ率がすごい。ピンポイントで千葉西岸の神野寺と洲崎神社が開くか。コノオトサクヤヒメ2011年07月05日(火)ツイッター
7月5日にツイッターで書いたように意外と大阪湾と東京湾のシンクロ率は高いです。現代よりももっと身近。つまり、右近と左近の均衡が取れており、アメノコヤネ神が大空を舞っていたのです。中央集権が確立されて以降、ずっと翼の折れたエンジェルになっています。今こそ東と西のバランスを取り、鳳を羽ばたかせないといけないでしょう。
このことをさらに突き詰めていきますとやはり、日本列島をひとつの鳳として捉えていたようです。天空から日本列島を見ることができなかった古代人がなぜ？なのでしょうか。。天児屋根と鶴の白山記事でも書きましたように能登は鶴の喉であり、日本全体が吊るし上げられています。これがアメノコヤネ神の本質です。それとともに日本は龍体とも見ることができます。龍と鳳が対立していたユーラシアの文化は、日本に来て融合しました。なんとも不思議な地形です。地形こそ神です。龍にも見える日本、鳳にも見える日本、神国日本は永遠に不滅でしょう。
左近と右近の間から昇るのはオウコン（央近/黄金/王魂）であり、コンは金であり、魂であり、狐であり、昆でもあります。昆は毘沙門天のビでもあります。昆を分解すると日と比、何か大きな隠喩があります。また大王は大黄身。オウコンのヒナがカエルためには黄身が必要なのです。全部、鳥です。
Healing Master Temple のベースにはこのような考え方があり、Athenai20が右近、Azumino 女神会が左近になっています。右近は地中海から新たな女神信仰と近代的大王制をもたらした氏族たちへの敬意、そして左近はその近代的な知性を受容した縄文の知性への敬意です。その２つの巨大な女神信仰、鳳信仰の衝突/融合で”日はまた昇る”信仰が生まれ変わったのは、ほぼ確実です。
この意味を理解される方々がどんどん生まれてくれば日本は生まれ変わるのでしょうが、あまり焦らずに待ちたいと思います。まずは、ありのままの自分、自分を愛する、どこにおいても最大限の表現とハートオープンで、、そのような案件のほうが人々の最大の興味であり、テーマです。
国を見据え、世界を見据え、鳳が羽ばたいていく。そんな不沈艦（決して沈まない船）大和を妄想しつつ、小さな問題をひとつひとつクリアしていきたいと思います。
今日はパーフェクトスカイでした。
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