開かれた”照らす”と閉ざされた未知 〜 constitution i am 〜
私を呼んでと叫ぶ
いつだって見てくれてはなかったじゃないの
しょってくれた太東に剣が光る
防空連のイヤヒコ
剣山に降臨し祖谷の行場に根を張る
どうしたんだろうか こんなはずじゃなかったのは こっちのほうだ
なぜ、こんなことになった
俺が制空権を握り、お前が制海権を握れば
このツルギの防空識別圏は突破できるはずがないと
あの時、俺たちは誓ったではないか
ここを突破されたのは、俺の弱さか
それともお前の弱さか。。
確かに俺はお前に自立を求めた
それがいけなかったのか
その航海は後悔となり
突破口は公開された
完全であるはずのお前と俺の結ひは魂のムスヒではなかったということか
あなたのその信じすぎる強さが むしろ私には弱さに見えたの
リーヴェ神、光の本第二防衛ラインを突破
ツルギの胎中天皇を丁重に捕縛せよ
男女一対の双子の皇統を生み出し比翼連理の強力な防衛ラインを敷く
その強固な霊力に頼ったクニづくりは異常だ
われわれのように自然に生まれた自然人によって統治される制度を彼らも選択しなければならない
同じ夢を見られなくなった時 既に私たちは終わっていたのよ
殊に、かの剣山には同床異夢ならぬ異床同夢の鶴亀石があるそうです。
それはどういう謂われがあるのだ。
はい。なんでも、姿形が全く違うもの同士が同じ夢を見て理想へと向かう象徴とされていたようです。それがヒノモト国のconstitutionであると
しかし、彼らの”愛を追及するスタンス”は異常であるか、と。
本来、愛とはそれぞれに自由を与え、赦し合うものではありませんか。
それが、互いを縛るような異床同夢がクニのconstitutionであるとは
私には到底理解できません。
自由に愛し合うことの極限は 自由に愛し合うという構造すら棄てることである
婚を結ぶといふのは 肉体という構造を棄てることである
彼らも武器を所持していません。
霊力の高い彼らのこと
この時代の流れを読めなかったはずがありません。
いつか私を呼んで いつかまたここで
失望しない期待のことをこれから - 祈り - と呼ぶことにするわ
