東洋と西洋という枠組みからの脱構築Ⅱ 〜等身大の繁栄〜


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重要なニュースなので全文貼っておきますね。リンクできないので、アドレスを直接記載しています。

欧州連合EU)の欧州議会(European Parliament)選挙で、ポピュリスト政党や右派政党が躍進したことを受け、評論家らの間ではEUの自己改革の必要性を指摘する声が上がっている。欧州議会に初の極右ネオナチ議員誕生へ 独とギリシャから

 25日までに実施された投票では、国粋主義的な勢力が台頭する衝撃的な結果となり、英国、フランス、デンマークではEU懐疑派が先頭に躍り出、ハンガリーギリシャでは極右ネオナチ政党の議員が誕生した。

 EUのある上級外交官はこの結果について、ユーロ圏各国が不人気な金融引き締め策を導入しEUに対する反感があおられた経済危機よりも、いっそう深刻な不安を反映しているとまで述べた。この外交官は「われわれは欧州の有用性という感覚を失ってしまった」と悲観する。

 フランスのマニュエル・バルス(Manuel Valls)首相は改革が不可欠だと訴える。ドイツのアンゲラ・メルケルAngela Merkel)首相は、不満を募らせる有権者を取り戻すには「競争力と成長、雇用を強化する政策が最善の答え」だと主張する。

 ここ数年の経済不振により欧州では失業率が記録的な数字に達し、各国政府がEUの要請の下、財政収支の均衡を図って歳出削減を行う中、反EUや反移民を掲げる政党は、有権者が募らせている不満を巧みに取り込んだ。

 それでも痛手は回復不可能なほどではないと、イタリア・ローマのルイス・ギド・カルリ大学(Luiss Guido Carli University)のジョバンニ・オルシーナ(Giovanni Orsina)教授(歴史学政治学)は希望を持つ。「重要な不満の信号を欧州が発していることは明らかだが、反EU派の得票は依然、3分の1にすぎない。主流は今も親EU派だ…EU有権者の期待に応えようと努力し、経済が改善すれば、不満も収まるだろう」という。

 しかし「欧州統合と国家主権回復の要求」といった相反する課題をめぐる不満に関連し、より難しい側面があることは確かで「それに応えるのは簡単ではない」とオルシーナ氏も認める。

 今回の投票前夜、フランスの二コラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)前大統領は二つの点を提起した。各国政府に対する権限をEUが持ち過ぎているという主張と、域内の通行を自由化したシェンゲン協定(Schengen Agreement)は現行のあり方では失敗であり、より共通性が高くよく計画された移民政策が策定されるまで一時停止すべきだという主張だ。フランス・パリ(Paris)とEU本部があるベルギー・ブリュッセル(Brussels)に拠点を置く欧州研究機関、ロベール・シューマン財団(Fondation Robert Schuman)のジャンドミニク・ジウリアーニ(Dominique Giuliani)氏は、欧州の各機関に必要なことは「(事情の異なる各国間の)財政的、社会的隔たりを埋めるものを含め、時間枠とともに優先順位を固定する工程表の策定」だという。【翻訳編集】 AFPBB News

(懐疑派躍進で必至のEU改革、欧州議会選)【AFP=時事】YahooNEWS
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140527-00000045-jij_afp-int


日本とほぼ同じ状況と言えるようです。EU内では権限の強弱の問題をこのナショナリズム台頭の原因とみる傾向が強いようですが見当違いでしょう。これは単なる政治経済プロセスの問題ではなく、アイデンティティの喪失という精神的な問題になります。

世界の皆が自らのアイデンティティーを確立するのに必死な時代。これはJapan-cultureが世界を席巻していることとも完全に無縁ではありません。人々は自分が何者であるのかがわからなくなっている。

そこで国際間個人EPAの誕生なのです。前々回の記事でも書きましたように国際間個人EPAは、言語・文化障壁という関税を取っ払って、それぞれのアイデンティティーに基づいた文化・経済を再構築するというものです。大東亜戦争時代に日本が行っていた植民地経営と同じ手法です。「生物学の原則に基づく」植民地経営にこだわったwikipedia:後藤新平。それまでの西洋の植民地主義が現地の文化を根こそぎ刈り取って新たな文化を植えていったことに反して、日本の植民地経営は、それぞれの文化基盤を尊重しながら近代化を移植しました。その影響で今でも台湾・韓国・中国東北部は経済発展しています。このうち2つの国は反日し、ひとつの国は現実を直視し、感謝してくれています。

このようなJapanスキームを現代においても海外へと移植します。植民地という呼び方は語弊がありますが、私は帝都東京を建設した後藤新平をリスペクトしているので、やりたいことは同じです。

西洋の植民地主義に対して全く異なる日本の植民地主義があったように、米のグロバーリズムに対して、このグローカリズム(国際間個人EPA)があるわけです。

スイスかフランスにJapan-cultureの拠点を作り、そこで現地の文化・アイデンティティーを同時に再生させるという妄想を行います。このことによって欧州経済をも再生させるというとんでもない妄想です。これを可能にするために私たちはキリスト原理を理解しなければならないということは以前述べましたよね。生物学の原則に基づくならば、西洋文明という生き物をまず深く理解しなければならないのです。そのために私たちはまず西洋哲学を深く理解し、英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語を話さなければならないのです。

もう『脱亜入欧』の時代は終わったとも書きました。

ポーランドの知り合いがwikipedia:エラスムス計画でスペインに行っているので、何かこう、日本でもこういう取り組みをしなければいけないと思っています。政府間レベルではなく個人レベルで。エラスムス計画の精神というのは、教育上の国境を失くすという精神ですよね。ここの理解が難しい。単なる留学ではないんですよ。気持ち的に『遠い国内に行くんだよ』っていう感覚になることなんですよ。(勘違いしてはいけないのは、東アジア共同体などという愚かな幻想に陥らないことが大切です。中国の若い人たちはいい人たちは多いのですが、市場統合となると話は別です。地政学的に見て覇権主義が生まれやすい土地なので安易に統合などという考えは持たないほうがいいでしょう。韓国に関しては言うべきことは何もありません)

そういう『気持ちの変革』を欧州の一部の自治体と個別に締結していくという手法なんです。


国際金融資本と対峙しない。グローカリズム。地方同士のつながり、日本の地方と欧州の地方との連携を進める。上へ上へと上昇していくグローバル資本主義の思想を捨てるということです。向上心をなくせというのではない。等身大の繁栄の仕方というものを明確にしなければならないということです。


ナショナリズムが勃興して世界大戦へ向かったというのは、人類は幾度か経験している。何度も試されているのですね。ニーチェは『神は死んだ』としましたが、私たち日本人はサブカルチャーの中で『神は存在する』というメッセージを発しているから世界の人たちが興味を持つんです。私はよく聞かれます。『なぜ日本人は正月に神社に行って、クリスマスを楽しんで、死んだら仏になるのか?』と。


キリスト教国では、まず”One god”を信じるかどうかを問われます。これはつまり他の神を信じてはいけないという契約に他ならないんですね。日本人みたいに太陽とか月とかきれいな場所など見て、「あ〜、神さまいるんだぁ」とかではないんですよね。その違いを明確に認識しなくちゃならないんですね、これからは。そうするためには西洋哲学が絶対に必要なんです。


その西洋哲学の思考回路を用いて、英語でShintoを外国の人に説明する。教育勅語下の日本人はそれくらいのことはできましたよ、しかも10代で、ということです。愛国心を強制的に植えつけるなんていうのは、本当に嫌なので、皆が自発的にそういうレベルに楽しんでなっていくことを望みます。それが小さな愛国であり、真の神風特攻です。


だから神社巡りをやってきたんですよね?違いますか?


なぜそんなことをしなくちゃならないのかというと、何回も書きますが、自然災害に乗じて中国が攻め込んできて占領されてしまうからです。それに武力で対抗するというのが安倍一味がやっているタカ派のやり方です。大東亜戦争時にもいくつか派閥がありました。




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