東洋と西洋という枠組みからの脱構築Ⅰ 〜デフレマインドからインフレマインドへ〜


人気ブログランキングへ ←← 一日一ぽち、いつもありがとうございます^^


危機は決してピンチではありません。

富士山噴火、首都圏直下地震南海トラフ三連動地震

東日本大震災前より前ブログでも指摘してきましたが、上記自然災害は30年以内に60%以上という確率で発生することが予測されています。

恐怖を煽り、災害グッズを売りつけているブログもあるので注意が必要です。尤も、一番大切なことは日本人自身が哲学的に本質を見極める目を持つことが何よりも大切です。13年前から同じことを繰り返し言っています。


さて、現在の日本人のwikipedia:集合的無意識ですが、前衛的な方々は無意識に欧州へと飛び出しています。これまでの旅行に行くとかお客様気分でヨーロッパ人の仲間入りをするとかそういう次元を超えてのことです。

この無意識下に何があるのかと言いますと、当然、冒頭の自然災害があります。それを論理的に自分の論理的思考に落とし込めない方々は、なぜか欧州へと進出したいという衝動に駆られます。もちろんインスピレーションの高いアーティストに多いです。


これも以前から指摘している通り、日本書紀に記されている天武期と同じことが起こります。


太平洋側と首都圏が壊滅的な状態になりますので、当然のことながら国力は弱まります。それと同時に中国が攻め込んできます。並行して日本のナショナリズムはさらに高まりますから、今よりも一層暗い時代となります。それを事前に回避するために私たちの活動はあります。

明治時代に自由民権運動がなければ、今でも日本国は北朝鮮ミャンマーと同じアジアの三流軍事国家のままでしたから、長州閥が実権を握る現在の自民国体ビジョンとは異なる国体ビジョンがここにあることにぜひご括目ください。民主主義とは異なる国家ビジョンが争うことを意味しています。




”法”とは、権力が暴走することを前提に作られたものです。



当然のことながら我が国は、法治国家であります。



大きなテーゼとして”国家とは何か?”というものがあります。我が国は明治時代より『脱亜入欧』を掲げ、ここ2,3年ほどでその目的を完遂したと言っても良い状態に突入しました。それは東日本大震災という国難があったからというのも大きいと思います。日本人の危機感、集合的無意識というのは正確無比に正しい結論を導き出します。顕在意識の非論理性に反比例して


時代は市場開放、市場統合の時代ですから、私たちは国家結合をする相手国を選ばなければなりません。市場統合をして両者が繁栄することはもちろんのことですが、その統合に伴って、治安が悪化したり、社会保障の質が低下したりすることは論外でしょう。つまり、これは必然的に、我が国は最も自国と近い国家をパートナー国として選ばなければならないのです。


1300年毎に訪れる史上空前の国難期です。国土の3分の1ほどが地震で消滅するというくらいの覚悟は持っておいたほうが良いでしょう。そうすれば、そのために何をすれば良いかが明確に見えてくるはずです。


『戦争』という選択肢しか未来の日本人に残せないとしたら、それはとても無能なことであると思います。


まず、集団的自衛権の問題というのは、中華拡大主義の台頭という原因に依拠しています。哲学的に見て、昨今の中華拡大主義(軍事費2桁増大)がなかった場合、日本でこの集団的自衛権の問題が今ほどクローズアップされていたかということです。

つまり、この問題は決して、安倍政権が自分の理想の下に国を私物化しているとも言い切れないのです。しかし、反対に全く私物化がないのかと言えばそうとも言い切れない。



私たちは世界を正確に捉えなければなりません。



原発は、電気を発電しているだけの機械ではありません。潜在的に日本の安全保障政策上の重要なファクターであり、経済面においては国力を決定する最先端技術力の粋でもあります。


ですから、上記後者2つの側面を捨てさせようとする左翼と呼ばれる勢力に対してネット右翼は、反日というレッテルを貼り、排除を試みようとします。


しかしながら、同時に原発が安全保障上、経済上のリスクを持っているのも事実です。左翼勢力はそのリスクを見ています。反日勢力はそれを悪用します。


私たちはこのような構造を見抜きながら、ディコンストラクション脱構築)していかなければならないのです。つまりこれら2つの問題を相対化し、真の第三極への新たな力を与える活動です。

少なくとも現在の右巻きと左寄りが将来においてもメインストリームになることなどあり得ません。なぜならば、それほどの思想・哲学を有していないからです。


デフレマインドからインフレマインドへと転換するためには、単にアベノミクスによって名目経済をリードするだけでは不十分です。インフレマインドとは”アゲ”マインドですが、日本人が戦後からこれまで持っていた”拝金主義”が異なるイデオロギーに転換することが必須条件になります。この”拝金主義”以前は、当然”天皇主義”の時代でした。

日本人はこのイデオロギー転換によって古来より、国力を維持してまいりました。”天皇主義”の前は”富国強兵”です。その前は”お上(幕府)主義”。その前は”天下布武”です。


現在の世界の状況から見ても”武力”が皆の問題解決の共通手段になることはまずあり得ないでしょう。世界の人たちは国際貿易と交流によって自国がより豊かになることをほとんどの人が自覚していると言っても過言ではありません。加えて、以前のように白色人種が有色人種を人種的に差別することが哲学的に正しくないことが、私たちの先祖の反撃によって70年前に証明されましたから、日本人にとって戦争をするほどの巨大な敵というのは地上にはいないことになります。

中国がいくら軍事力を増強しているとは言っても、当時の西洋列強(連合国軍)と日本1国の軍事力差異から比べればとるに足らない問題です。ですから戦争をする意味などないでしょう。(簡単に言ってしまえば日本人の相手になるほどの強い国というのはもうすでに地球上には物理的に存在しないということです。それよりも形而上の敵国というのが存在します。『西洋と東洋の壁』という仮想敵国です)


それよりも我々がまずしなければならないことは、冒頭でも述べたように自然災害に対する備えとそれに乗じて侵入してくる異国の人たちに対する備え、そしてそれらによって苦しむだろうと想定される未来の日本人に対する一定以上の道筋を整えることであると思います。原発問題というのはどうでも良い問題です。そんなことがどうでもよくなるような壊滅的な自然災害がもうすぐそこまで迫っているからです。止めなければいけない原発は止めざるを得ないですし、国を守るために動かさなければならない原発は動かさなければいけないという明確な状況がやってきます。つまり、今は代替電力供給源がある贅沢な状態なので、どっちがいいのかという議論になって国が割れていますが、近い将来そんな悠長なことを言っていられない状況が出てくるということです。


私たちは私たちの世代のイデオロギーを持って日本を運営していかなければなりません。70年前に私たちの先祖が目指した”八紘一宇”も”五族協和”も、今になって実現されようとしています。私たちは次なる思想的目標を生み出し、そこに向かっていかなければなりません。西洋哲学の最前線はディコンストラクション脱構築)です。この哲学がまさに、禅の放下じゃく哲学である。というようなことは西洋人に言ってはいけません。西洋人のメンツを保たせつつ、東洋・西洋という枠組み自体をディコンストラクションしていくというのが我々、日本人の役割になります。



これまでは西洋の文化・国体を模倣し、取り入れてきましたが、これからはその根幹である、西洋哲学とキリスト教原理を咀嚼し、われわれJapan-Cultureの滋養としなければなりません。(われわれ日本人が実質的に西洋と出会ったのは150年ほど前に過ぎません)


”八紘一宇”はそれを以てしてかなりの完成型を見るのではないでしょうか。私たちの先祖は戦争をしたくて戦争したわけではりません。戦争と搾取を失くすために立ち上がったに過ぎない。平和を愛する民族としてやるべきことはたくさんあるでしょう。




人気ブログランキングへ ←← 一日一ぽち、どうぞよろしくお願いします^^