There is the flagship in Visionary ONE 〜アプリオリ的獲得〜


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私たちは一体、どこへ向かっているのかを正しく認識しておかなければならない。例え"No"と言える日本になったとしても、その先のビジョンがなければ、それは単に過去への回帰でしかない。

白村江、元寇、ペリー来航によって我が国は、三度の革命を経験してきました。

白村江の戦い以後は、敗戦の影響もあり、私たちは神道を捨て仏教鎮護の国を目指さざるを得なければならず、律令国家の体を整えました。言い換えればこの時点で初めて大陸型の中央集権が確立されたと言っても良いでしょう。

次に元寇(なかった説もある)においては、その後すぐに現代日本人に直結する文化精神のほとんどがこの時期に構築されました。

最後にペリー来航。これによって我々は国家というイデオロギーを認識するようになり、西洋型の国家主義を取り入れるようになりました。自由と叫びながらアジアを植民地化するというような自家撞着の西洋哲学に対して中江兆民が哲学的に反駁し、大東亜戦争が日本の敗戦という形で終焉しました。

そして今回、またしても元寇でありますが、メインテーマが【西洋哲学の超越】であることを深く認識しなければならないでしょう。

つまり、私たちは西洋を、あるいはキリスト教を、やれ1神教だ、傲慢だ、と批判ばかりしていられる立ち位置ではなくなってしまったことを深く認識しなければならないということです。

言い換えるならば、私たちは今、キリスト教文明を相対化し、それらを吸収して、より巨大な文明圏を新たに築きうる哲学的ステージに来ているということを認識しなければならないということです。


隣国中国は長きに渡って、凄まじい文化を持つ強大国でした。しかし、私たちの先祖はそれらの文化芸術教養を貪欲に吸収し、彼らが衰退した後もそのリソースを自らの文明の一部として自国を発展させてきました。そのようなプロセスを西洋哲学に対してもしなければならない時期に来ているということです。

中国や朝鮮半島にも残存しない仏教寺院や禅などが日本にだけ残っているのも、私たちが文化芸術教養を大切に扱う民族であったからです。その特質を活かして没落しかかっている西洋から様々な教養を学ぶのではなく”人類補完計画”しなければならない時代に来ています。

米国の自由と民主主義は完全にジ・エンド、欧州は統合によってナショナリズムが失われ、力を失ってきています。私たちが逆にそれらに火を灯していくという姿勢も必要でしょう。

大和というのはそもそも多民族主義、民族融和のフラッグです。神道もそのような生活態度を根本原理としています。しかしそのプリンシパルを利用して日本を破壊しようとしている勢力にくみしてはなりません。

批判するだけのナショナリズムに煽られずに、高い理想を持ったナショナリズムを推進していかなければなりません。ナショナリズムを抑えられない時代になったことは明らかですから、正しい方向に進むためにはさらに強い正しいナショナリズムを提示するよりほかありません。



安易なナショナリズムを捨て より高い理想のもとへ フラッグシップVisionary



市民レベルのwikipedia:経済連携協定を推進しています。個人社会起業の国際間EPAです。言語・文化障壁という関税を取っ払って自由にコミュニケートできる空間を創造します。これ、アプリオリな認識を用いて。


ペリー以降、初の日本語論争においてwikipedia:馬場辰猪wikipedia:森有礼が重要な論争をしています。国語を英語化するなどあり得ないことですが、英語を全く使用させないとした戦中の対応もおかしいでしょう。馬場路線を踏襲し、日本語を基本としながら西洋の哲学的思考を英語を通じて取り入れるという路線が最も日本人のためになります。


中国人は小学生の頃から英語で議論するという授業をしたりしているので、わけのわからないナショナリズムで英語を拒否し続けたら、それは結果的に国力を落とすことにつながるでしょう。しかしながら森路線にも踏み込んではいけない。そのようなバランス感覚こそが必要なのです。


初めてアメリカに渡ったのはwikipedia:ジョン万次郎ですが、彼が帰国した時は、当然まだ英語の辞書がありませんでしたから、彼が記した発音辞書は何か大きな暗示を秘めています。おそらく日本人が英語ができないのは辞書に問題があると思います。その後ジョン万は福沢諭吉とともにアメリカから辞典を持ち帰るのですが、どこかで何かがおかしくなっていったに違いありません。

ジョン万辞書形式のカナ発音の辞書をもっと発達させても良いのではないかと思います。

All roads lead to Japan.



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