赤と白に分かれて紅白闇鍋大運動会

kohya_hibiki+spirituality2012-05-16



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1昨日の続きなのですが、シメルということも意味する注連縄が神社のご神体や境に掲げられることに対して、アケルというのはある程度秘されいるように思います。

大切なものだから秘されておかなくてはならないというよりも、シメルに対応するアケルという概念自体を明らかにしますと問題が出てくるというような印象を受けます。


アキに関連して、アキツ(蜻蛉)がありますが、wikipedia:秋津島は本州の呼び名になります。すなわち、アケルことによって古代大和は成立しているのだという感覚が私たちの先祖には少なからずあったということではないでしょうか。

「水戸神」とはすなわち港の神の意味である。古代の港は河口に作られるものであったので、水戸神は河口の神でもある。
wikipedia:ハヤアキツヒコ・ハヤアキツヒメ

ハヤアキツヒメは河口の神と言われます。河口は常に開いていますから、閉じることはありません。なので冒頭で言いましたように”開けっ放し”が大和人にとっては普通の状態であったと言えます。極端に言うとアケルを信仰する人たちは、<エジプトはナイルの賜物>と呼ばれるようなwikipedia:三角州(扇型デルタ)を信仰する人たちだったとも言えます。

写真は、龍神を表す三つ鱗紋です。通常は黒と白、もしくは紫と白なのですが、上賀茂神社に隣接する二葉姫神社には紅白の三つ鱗紋がいらっしゃいました。とても珍しいです、紅白デルタ、紅白龍穴。


さらに突き詰めますとアケルことによって火が生まれ、人が人たらしめられる。ということになります。つまり、ここでは常に神と人が神人合一しており、岩戸開きと人間の存在が同一視されていたということになります。

霊(ヒ)を留めていますのが霊留(人)ですから、天岩戸はそれぞれの心の中にあるというのが先住民族系の岩戸に対する捉え方です。

ちなみに姫路付近では三角龍穴は御生れ(みあれ)。確か上賀茂さんにも御生れ(みあれ)祭があったような気がします。



アキツと言えば、赤トンボを連想するように、古代大和の人たちにとって”赤”が特別な色だったことがわかります。

ワカヒルメとアカルヒメが私の中では同一なのですが、『萌』という語にも「明」が入っています。草は古代、太陽ですから春と秋の山の萌え方(燃え方)を古代の人たちは、色は違えど特別な感情を持って捉えていたということになると思います。

その朱のほうの”萌えッ気”の部分に丹生や朱塗り鳥居の権力的なものが乗っかってくることによって、本来の”萌えッ気”の部分は赤鬼として駆逐されたと思うのですが、明石や赤穂、秋地名には結構、その文化時代の名残はあります。

わかりにくくて申し訳ないです。感覚で書いている部分もあるのでわかりにくいと思います。


戦後歴史学の中で、シロは新羅だから渡来系、アカは中国だから渡来系、、、と簡単に決め付けてしまう思考回路がありますが、本来、アカもシロも唐や新羅ができる前から日本にあった信仰ではないかと私は感じています。その理由については今までも書いてきましたが、改めてどこかにまとめたいと思っています。

コウハクというのも非常に哲学的であり、コウは皇であり、ハクは吐くでもあります。

これは昨日、Mさんが言っていました。

『えびすさんは皇、白き山王』

これでカニレジェンドさんのえびすさん女神説にもある一定の解がでました。ナンクン=白き王ラインです。

四国南西部に白皇(シラオウ・シラオ)神社がたくさんありますが、白山権現と習合しています。

白はwikipedia:付喪神ですから、豊穣(百)に到達する前の古代大和以前の未完の美学になります。ツクモは九十九ですから九十九洋と呼ばれた地に祀られるのは非常に論理的です。

先住民族たちの三日月に対する信仰は非常に強いです。

三日月というよりは弓(アルテミス)でしょうか。”張る”という事象に対して異常なこだわりがありました。満つる(美鶴・光・十)とも言います。これが基本、神功皇后伝説へと纏め上げられた各地域の信仰です。

その”満つる母”より生まれたワカタケル。三つ葉・シャムロックですよね。成長が早い。麻や竹なんかもそうだと思います。

そう考えますと明智光秀はとても良い名前。とても良い人だったんですが、なぜか悪者にされています。


それとこれも先日書きました、皇統=甲等ですけれども、甲等(コウトウ)はコウラとも読めます。コラーッ!の話ではないですけれども、たぶん口頭(コウトウ)なのだと思います。

一言主です。雄略天皇史書によっては一言主とひともんちゃくあったとされていますが、口頭もおそらく甲羅的な意味合いで捉えられていたのではないかと思います。

頭もラと読めるならば、頭の上に太陽が乗っかっているイメージです。これはトサカ(たてがみ)信仰ではないでしょうか。つまり、ライオンであり、スフィンクス。日本にライオンはいなかったから、牛とか馬とか鶏とか色んなものに分岐していきました。

縄文の陰陽石の関係から、立石などがこのトサカ(たてがみ)信仰と習合していきましたが、ファラオ(ファルス)の信仰も同時に習合されていきましたから、日本的ななんだかわけのわからないシンクレティズムな闇鍋状態の世界最大の宗教国家が完成されていったのではないかと思います。

その闇鍋を掘り起こして、これは外国のものであるから排除するべきだ、というのはあまり意味がないと思います。鍋に入っているものを食べて楽しむのが最も合理的なあり方だと私は感じています。

ギリシャ、エジプト、北欧神話ケルト、パルティア、ミトラス、ゾロアスター、マニ、、、etc

日本にはなんでもやってきています。

シルクロードの最終ターミナルだからそれは当然のこと。

これからもどんどんつなげていきたいと思います。




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