たらちねの 宗像呼ぶ名を 申さめど

またまた前々回記事からの続きでありますが、夢の中で歌われていたのがwikipedia:リグ・ヴェーダの中に存在するサラスヴァティー川を賛美する賛美歌に近いことがわかりました。

これは瀬織津姫宗像三女神の上に載ってきている信仰なので、善いことを意味するのか悪いことを意味するのかを明確に判断したくない状況ですが、それも含めて『霧』なのでしょう。

全国の神社を巡りますと、土着神が封印された歴史を見させられるのですが、名が換えられても本質は変わっていないところも多く在ります。名を換えることよりもっと罪深いことは信仰を失うことです。

名ばかりを追い、社地の湧水が枯れていることに一向に気を払わない神社もあります。地位や名誉を追い、愛を忘れることと同じです。神は地形に宿りますから、たとえ祭神名が換えられたとしても神を認識する心さえあれば神は自ずと内側から湧いてくるのです。これが『出づる』ということになります。

<湧き出づる泉>にはたくさんの動物がやってきます。縄文にはwikipedia:まれびと信仰がありましたから、排除の論理そのものが縄文ではありませんし、古神道の世界でもありません。

キリスト教の理論的唯一神化を助けたと思われるwikipedia:ミトラ教は日本にも入ってきています。神道を掲げながら排除の論理を持っているのは、このミトラのバックボーンがあるでしょう。過去はそれが国家神道などにつながっていきました。

私は、様々な文化が混ざり合い認め合う自由と平等のwikipedia:ヘレニズム的世界が好きです。

日本人は元々そういう民族ですし、日本国は元々、母性の国です。

たらちねの 母が呼ぶ名を 申さめど 道行き人を 誰と知りてか 海石榴市の椿山

返信が遅くなっている方々、申し訳ありません。明後日以降になります。どうぞよろしくお願いします。


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