積極武装中立といふ選択
八紘一宇というのは、そもそも平和の思想であり、これを最初に用いたとされるwikipedia:田中智學は一貫して戦争に反対した平和主義者であります。この平和主義的側面に共鳴し、戦争を戦った先祖に感謝し、さらなる深化を遂げさせるとすればやはり『武装中立という選択』が最も良いのではないかと考えます。
そもそも戦後の思想的武装解除政策は、近年の機密文書公開からも明らかなように、表向きには履行されているように見えても裏では多くの密約が取り交わされており、その現実的実効性は疑問視されて当然だと思います。
しかし安倍政権が選択しようとしている、もしくは選択する憲法改正・非武装解除は、私の目から見れば、八紘一宇に反する行為のように映ります。なぜならば、彼の政治理論の根幹には"武力には武力で対峙する"という"応戦するためにはやむなし"論があるからです。つまり、自分たちが考える平和を壊すものは武力で統治するというwikipedia:積極的平和主義思想があります。
この積極的平和は私が捉えている八紘一宇の思弁性に並びうるものではなく、むしろ中華拡大主義のカウンター思想と捉えて良いものだと思います。
従ってVisionary ONEでは、弁証法的スタンスによってこれら積極的平和思想を超える潮流を市民レベルで起こしていきたいと考えております。
市民が国家同士の戦争を止めるためには、市民同士の積極外交の推進というメソッドが上げられます。それを成し遂げるために必要なものはWebと語学力と他者を理解しようとする心です。３つめの他者理解に関しては１０年以上、スピリチュアルの中で充分に成熟してきた土壌がありますので問題はないかと思います。Webは皆、おそらく問題ないでしょうから、残るは語学力とそれらにまつわる積極的外交のみになります。
この準備がある程度、個人的には整いましたので、いざこちらでの発表となっております。１００年後の日本の繁栄があるとすれば、それは明らかに市民と国家の関係がこれまでのものと違ったものとなった時だけでしょう。もし仮に我が国がこれから起こりうるかもしれない戦争に技術的優位で全勝したとしても日本の永続的な発展は望めないでしょう。なぜならば我が国は共存共栄という調和的な思想の中でのみ最大限の輝きを得る民族だからです。
つまり、思弁性の高い我々にとっての敵は、中国や韓国、あるいは他の国家ではなく"国家主義の時代"という自分たち自身を含めた惑星自身になるでしょう。この地点に立ってこそ、私たちは７０年前の先祖と同じレベルで思考することができるのです。なぜならば私たちの先祖は本質的に中国や米国と戦ったわけではありません。"植民地主義思想"という世界の一大思想潮流と戦い、物理的には敗北をしましたけれども、その思想の多くを消滅させることに成功しました。（それを今、日本人自身が行っているのはとても悲しい現実です）。それこそが回天の本来的目的です。
だとするならば、今、世界の問題となっている流れとは何でしょうか？それを捉え、乗り越えていける潮流になれば幸いです☆
国家の形態を保ちつつ内在的な国家を脱しつつ、八紘一宇を目指し、同時に武装中立を実現していくという３つの渦を交錯させることによって巨大なタイフーンを生んでいく。これこそアメノウズメ戦略と呼べるでしょうか。
思想は難しい部分はありますけれども、やることは至って簡単です。外国の方々と交流し、互いのステレオタイプを超えるというものです。前々回の記事にも少し書かせて頂いてます。
完全武装中立を実現させる条件としましては、日本一国で国連を実現させる『飛ぶ核融合炉ガンダム』がなければ難しいです。世界最先端の原発技術を他の追随を許さないレベルまで一気に引き上げ、喧嘩両成敗の貞永式目を打ち立てなければ、アジア太平洋は将来的に火の海でしょう。米国は先月、核融合の段階的実験に既に成功しました。
果てしない夢想地帯ですが、現代社会において思想結社を作るというのはばかげており、それぞれがオープンソースで咀嚼し、再構築されていくことを望みます。
幸いにも、現在の日本にはアニメ・漫画という日本独自の世界標準プロトコルが存在し、散発的連携で最終目標にタッチダウンできる可能性が非常に高くなっております。
（かなり年配ですが）友人のバーに昭和ポップのレコードが大量にあり、昭和萌えの最中であります。ヒップホップとミックスしたいと思ってCDJを物色中ですが、どなたか機材を持ってて昭和萌え・哲学萌えしている方などいましたらぜひご一報くださるとうれしいです。今週末もイベントがあります。
