鳥の目 魚の目
あまり更新できていませんが、いつもたくさんの方にご訪問頂きましてありがとうございます。
先日、ＴＰＰの話し合いに新聞社の方が来られていましたので、イベント後取材をしてもらって内容はある程度、来週の大阪府版の記事になりますが、どうでしょう、”一般市民がどうやれば政治に興味を持つか？”というようなテーマの中で掲載されるようですが、効果は限定的であるかと思います。
ただその記者の方がノリが良くてメイドカフェでの『記事詰め』でも良いということだったので、私としてはそちらの絵ヅラのほうをどうしてもスクープしたかったのですが、あいにく9時閉店のところが多く、実現しませんでした。
アカデミックな話をメイドカフェでやるというのはかなり萌える路線であります。
ＴＰＰ議論の中では、かなり深い部分まで進みまして、ローカライズや祭りにまでその根源を遡及させることができましたので、次回またその根源的な部分を引き出しながら脱線しつつ議論して参りたいと思います。
我こそは、とお感じなられる方がいらっしゃいましたらどなたでもご連絡ください。議論というか楽しみましょう。
民主党⇒チョコファッション、自民党⇒オールドファッション、維新⇒フレンチクルーラーのようであります。
真ん中の核（政治思想核）が全然なく、wikipedia:デオキシリボ核酸のないドーナッツのような政治集団です。
だからこそ国民は『何を選んで良いのかわからない、、、』となります。
それはそうですよね、ミスタードーナッツさんには少し悪い気もしますが、今、しなければいけない議論は少なくとも、アンパンにするかジャムパンにするかクリームパンにするかのでなければならないと思います。つまりパンをパカって割ると具が出て来る政治思想。
あんこかジャムかクリームか、と問われれば選択もできるでしょうが、チョコファッションかオールドファッションかフレンチクルーラーかの選択は、国民がかわいそうであると思います。
そういう状態でマスコミは２大政党制とかいう言葉を以前使っていましたので、その認識不足には愕然と致します。
ＴＰＰや脱原発、消費税増税などは、チョコレートか生クリームか、抹茶味か黒糖かの違いのようなものなので、それに国民全体で焦点を合わせてどうなるんでしょうか？結論は出ないですし、俺はチョコが食べたかった、私は抹茶味が良かったと、、、低レベルの非難の応酬になるだけです。実際に今、そうなっているでしょう。
政治思想が成熟してきますと、こういう状態をひっくるめて＜民主主義が未熟な状態＞と客観視できるのですが、社会の哲学的思考が未熟ですと俯瞰レベルで全体を見渡すことができない状態に陥ります。
結論から申し上げますと、現在の日本社会の状態は、何を選択するか、という状態ではありません。成熟していくための体験を積み重ねているという状態です。
だからと言って、今、より良き選択を放棄するということにはつながりません。真剣に全体の底上げを行っていかなくてはならないでしょう。
そもそも着地地点がよくわからないテーゼを党の名前にしたり、公約のように謳ってみたり、、小日本主義や大日本主義などの世界政治思想を国家全体で戦わせていた、たった１００年ほど前のご先祖様に恥ずかしくないのかな。。とか思います。
小日本主義とは軍備を拡張せずに別の方法で国際戦略を練っていく政治思想のひとつのファンダメンタルズです。大日本主義とは、大東亜共栄圏とも接続した当時の世界では一般的であった覇権主義です。後者を選択して日本は敗戦してしまうのですが、アメリカでも小アメリカ主義と呼べるモンロー主義がありましたので、ひとつの政治思想のファンダメンタルズとして国威を内外に強く出すのか、それとも抑制していくのかという国際戦略があります。
ナショナリズムの発揚を野放図に繰り広げられるマスコミとその他集団に任せておくのもどうかと思います。
この問題は、wikipedia:統制派とwikipedia:皇道派が切磋琢磨していた時期の状況と少し似ていて、皇道派が少し幅を利かせ過ぎてきているのではないかと思います。
一番、嫌なパターンは安倍氏と石原氏が連立政権を組み、その下で橋下氏が動くというパターン。完全にファシズムですよね。安倍氏は国防軍とか言ってますし、石原氏はロシアに原発技術を売るぞと問題をややこしくする人ですし、橋下氏は南京大虐殺の証拠を持って来いとか言っています。どれも間違ってはいないでしょうが、普通の感覚から言えば、そんなことよりも原発人災で内部被爆した子供たちや家族・家を失った人たちのケアはどうするの？のほうが絶対先決でしょう。
本当は、ドーナッツとかパンではなくて、ご飯が食べられれば一番良いのですが。。
