『円と牡角』 〜 椿に掛ける橋 〜

皆さんから頂いていますインスピレーションやセッション内容などで、重要なことがたくさんあるのですが、どんどん繋がり過ぎて、これもまた逆に書けなくなってしまっています。

とりあえず、今、気になっていることでも、、

ツバキは日本書紀において、その記録が残されている。景行天皇が九州で起こった熊襲の乱を鎮めたおり、土蜘蛛に対して「海石榴(ツバキ)の椎」を用いた。これはツバキの材質の強さにちなんだ逸話とされており、正倉院に納められている災いを払う卯杖もその材質に海石榴が用いられているとされている。733年の「出雲風土記」には海榴、海石榴、椿という文字が見受けられる。wikipedia:ツバキ

おそらくこれは椿大神社の起源と関わっています。日本書紀ではよく同士討ちの技法が使われていますので、ツバキと土蜘蛛はおそらく深い関わりがあったのだと思います。

年を経たツバキは化けるという言い伝えが日本各地に残る。新潟の伝説では、荒れ寺に現れる化け物の正体が椿の木槌であったり、島根の伝説では、牛鬼の正体が椿の古根だったという話がある。 wikipedia:ツバキ

Bress Session PEARLで見させて頂いた東京都のIさん(公開のご了承済)が円神のリソースを持っていらっしゃって、全国各地に存在した失われし内湾の子宮型祭祀について全貌が少しずつ明らかになってきている次第です。聖地が情報を保持しているように人間一人一人にも膨大な情報が保持されています。それを消すことはできません。ご縁のある方々をリーディングさせて頂けば頂くほど古代の全貌が明らかになってきます。

役小角(えんのおづぬ)が『円と牡角』であるということも判明してきています。この円型の泉と矢が大和(矢的)の天地誓約であるということは以前書きました。天香具山はその信仰を一部残さなければいけなかったという理由から残りましたが、全国的にこれと深く関わっているのは武蔵一之宮と伊予の天山事任八幡宮などです。

これら全てが<wikipedia:牛鬼の正体が椿の根だった>という伝説につながります。

瀬織津姫を祀っていることで有名な上記にもリンクを貼った大阪御霊神社の円形の入り江の口に瀬織津姫を祀っていたという記述はとても重要です。廣田神社も古代、円形の内湾を持っていましたし、瀬織津姫最高神としていた武蔵一之宮・小野神社も円形の泉を持っていました。そして高知の内湾には廣田神社と同じような位置に土佐高加茂大社、入り江の中間地点に牛尾という名が冠せられ、西の牛尾が西日本最高峰の石鎚山牛頭天王を信奉していたことから、牛頭天王と天上というのはある意味つながっていたと思います。東にはもちろん剣山。その2つの天上界が四国中央部の土佐内湾で子宮のように融合していました。現在は河の流れが変わったり、埋め立てなどで2つの大河はひとつの内湾へは注いでいません。

このような河と内湾の結合性は最近は淀川付近にも発見できるようになりました。その最終合流地点がwikipedia:天王山と呼ばれているのは非常に興味深いところであります。なぜなら、天王山の天王とは牛頭天王の天王であるからです。

愛宕山の元宮が月輪寺というのも『円と牡角』で解することができます。つまり、円は満であり、角は弧であります。2つ合わせて満弧(巫女)なので、役小角は、やはり先住民族系の巫女であった可能性があります。ひょっとすると女性であったかもしれません。愛宕山は秦澄(秦氏)と役小角が一緒に開山したのですが、この頃はやはり先住民族系の文化が盛り返していた時期だろうと思います。

役小角が最終的に有耶無耶にされたのは、結果的にやはり為政者にとっては都合が悪かったのだと思います。役小角は賀茂であり葛城です。剣山が修験道のルーツであるというのは、wikipedia:かずら橋に集約されています。剣山における物部氏と葛城氏の関係は以前、書きました。金峯山と葛木山に橋を架けようとした役小角の伝説は『橋と箸』に関する先住民族の重要な部分です。入寂した天上ヶ岳には一度行ってみたいと思っています。

ひとまず今日はこれで。ご返信お待たせしている方やテキストをお待ち頂いている方、申し訳ありません。明日には仕上げます。



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